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アメリカでのデーティング方法解説

アメリカ人の彼氏が欲しいと思ったことはありませんか?言語が分からないと不安?何考えているかわからない?

異国の地に来たならば、出会い系アプリ「bumble」を使っていろいろな人とデートをしてみてください。ここからアメリカ人の考え方、行動、よく使う英語の言い回しなどリアルなアメリカの世界に足を踏み入れることができます。

今回は私のロサンジェルス近郊留学のデーティング体験談をお伝えします。

※1ドル=約107円

アメリカのデーティング概要

肖像

デーティングとは

まず、ここで「デーティング」とは何かをご説明します。アメリカでは「お試し期間」のような恋人ではないけれど友達以上、という関係があります。日本ではあまりないと思いますがお互いを知るために複数の人とデートをする期間が存在します。

初めてこの制度を聞いた日本人たちは大抵「え」と困惑の表情を浮かべますが、ただその期間を経て晴れて正式な彼氏彼女になった暁には全力でパートナーのことを好きになりとても大事にしてもらえます。

アメリカでは割と一般的な制度なので一度体験してみるといいかもしれません。(と言っても好きな人が他の人とデートをしているところを想像するのはなかなか耐えがたいですが。。。)

大いなる野望を抱いて

アプリに登録した最大の理由は留学中なんとしても英語を話したかったからです。

授業では先生の講義を聞くことが多くあまり「話す」という機会がありませんでした。bumbleであれば私が英語の勉強中であるという状況を知ったうえで出会えるので、話しやすいと思ったからです。

第二の理由としては観光名所を知りたかったからです。恐らく男性が初めてデートに誘う場合、おしゃれなカフェやすてきなビーチを紹介してくれるだろうという浅はかな期待を込めました。

第三の理由としては、アメリカ人は日本に対してどういうイメージを持っているのか聞きたかったからです。そういうわけで早速始めました。

デーティングアプリ「bumble」の登録方法

建物

まず、アプリからbumbleをダウンロードしてください。その後各質問項目があるので、できるだけすべてに英語で回答するようにしてください。

また、写真は1~2枚であれば単なる遊び目的と勘違いされるので、できればはっきり顔が写った写真を5枚以上載せてください。

私は日本でマッチングアプリに登録したことがありませんでした。だからほぼ友達に作成してもらいましたが、思っていたよりも詳細に記載したほうがマッチングする確率は高まるそうです。

記載内容については、例えば「日本から留学に来ていて現在大学で勉強中」などを記入すれば理解されやすいと思います。

bumbleでマッチングしてみよう

お酒

作成後は早速試してみましょう。bumbleは女性が主導権を握ることができるので、女性が男性のプロフィルを見て「あり」「なし」を選択します。男性のほうも同様に判断しどちらも「あり」を選択した場合、マッチング成立となります。

ここでチャットができるようになるのですが、まずは女性から話しかけなければなりません。そして24時間以内に会話を始めなければ、再び会うことはできません。

はじめは自分から連絡を取るという行動に慣れていなかったのですが、とりあえずマッチングした人には全員メッセージを送ったほうがいいです。まずは「Hi there」などを送って、相手の反応を見ましょう。

デーティング開始にあたっての注意事項

池

デーティングをするにあたっていくつか注意事項をお伝えしておきます。ここは日本ではなくアメリカですので、何が起こるか分からないという危険性があります。なので、実際に会う前にチャットを少し長めにすることで相手のことを見極めましょう

デート当日は必ず友達にどこに行くか伝えておいてください。私は結果的にどの人も普通の人で危険性は全くありませんでしたが、念のために注意を払うことは大切です。

デートの際には電話で待ち合わせをするので、アメリカの電話番号を取得しておくことをお勧めします。チャットも初めはアプリ上ですが、すぐにSMSに移行することが多いです。

デーティングのささやかなアドバイス

風景

待ち合わせ場所までは恐らく車で迎えに来てくれるので、自宅近くの適当な場所の住所を教えてあげてください。このとき、自宅前の待ち合わせは危険なため避けましょう。私は近くにスターバックスコーヒー店があったのでその前で待ち合わせするようにしていました。

初めは握手してお互い名前を名乗りますので、笑顔であいさつしましょう。その後ふたりの会話が始まりますが、基本的に初回は「出身」「仕事や勉強」「今後の予定(アメリカに残りたいなど)」の話が多いです。そのあとは趣味の話や共通の話題を見つけてください。

相手の話すスピードが速いときは「What was that?」などと言って聞き返して大丈夫です。

初デートのTimの場合

花

それでは私が実際どんな人と会ったのか、お伝えいたします。

一番初めの相手はTim(インド出身アメリカ人、27歳、身長186センチ)でした。はじめは私のリクエストで台湾料理を食べに行きました。

待ち合わせ場所まで車で来て、車のドアを開けてくれました。お店でもお薦めを頼んでくれてごちそうになりました。帰りにビーチに行ってお土産にチョコレートまで買ってくれるという好待遇でした。

彼の英語がほとんど聞き取れず「Yeah」しか言っていなかった気がしますが、私が話すときは懸命に英語を聞き取ろうと努力してくれました。ただ、彼は日本語が全くわからないので言語の壁が厚すぎて、話題が限られてしまいました

2人目のJasonの場合

ビーチ

会計事務所デロイトでコンサルティングをしているJason(テキサス州出身、29歳、身長168センチ)はBMWに乗ってやってきました。デートコースは有名なパンケーキ店からのビーチ散策です。

しかし相手から「会いましょう」と言ってきたにもかかわらず、私がお店とデートコースを決めなければなりませんでした

基本的におとなしい人でしたが、話の内容が「僕はヒューストンにたくさん友達がいるんだ」という類いのものばかり。

あまり面白くなかったし、フレッシュオレンジジュースを頼んでおきながら一口だけ飲んで全部残すというオーダーをしていました。私からしたらもったいないとしか思えない頼み方です。

3人目のDavidの場合

桟橋

日本の歴史大好きなDavid(カリフォルニア州出身、24歳、176センチ)は古文を原文で読みだすという熱の入れようです。

デートコースはビーチでハンバーガーを食べたあと散策し、夜ごはんはラーメンでした。「初回のデートでラーメン!?」と思いましたが、こちらではラーメンは1杯12ドル(約1,300円)+チップなので比較的高級料理です。

彼は将来歴史の先生を目指しており、日本の歴史上の人物についてとうとうと日本語で披露してきました。私は英語を話す練習をしたかったのですが、日本についての話であればどうしても日本語で話すほうが伝わりやすくなります。

ただ私も負けじと英語を話し、結局お互いが話したい言語で話し続け、最終的に話がよく分からなくなってきました。つまり私が英語で話し、相手が日本語で返事をするという感じでした。やはり会話の言語は統一したほうが楽だと思います。(当たり前ですね)

結論~彼氏はできなかったが度胸がついた~

ライトアップ

もはや個人的な感想でしかないのですが、デーティングを実施して3つのことに気付きました

すなわち「イメージするアメリカ人はあまりいない」「デートが意外と普通(そもそも郊外なのでデートスポットがあまりないのですが)」「英語がそれなりに話せないと話が進まない」です。

なので真剣に彼氏を見つけたい場合は、少し英語が上達してからの方が会話が弾むでしょう。しかし、これを機にいろいろなアメリカ人と話ができたこと、また初対面の人でも話せるようになったことは良い経験でした。

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ニューヨーク生活・就職HACK編集部
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