一年で最も華やかな街となるニューイヤーイブ(大晦日)のタイムズスクエア。そんなタイムズスクエアで、一度は年越しをしてみたい!と憧れを持つ方も多いのではないでしょうか。
しかしながら、極寒と言われる冬のニューヨークでのカウントダウンはそう簡単なものではありません。
今回はニューヨーク、タイムズスクエアのカウントダウンの実態と、カウントダウンをするために心しておくべきことを皆様にシェアしていきたいと思います。
タイムズスクエアのカウントダウン概要
世界の最先端、誰もが夢を持ち、希望に溢れる街アメリカ・ニューヨーク。2011年に公開された映画「ニューイヤーズ・イブ」をきっかけに、ニューヨーク「タイムズスクエア」で年越しをするということが世界中に広がることとなりました。
世界各国からこの日のために100万人以上もの人がニューヨークへ訪れ、特にクリスマスシーズンである12月から年越しまでは一年で最もきらびやかな街並みを楽しむことができます。
待ち時間
実際に2018年の年越しカウントダウンに参加した際は、午前9時にタイムズスクエアの会場で待機をはじめました。会場についたときにはすでに人で溢れていましたが、スムーズに入場することができましたよ。
混雑状況はその年々によって異なるようですが、9時に到着しておけば間違いなく入場できるので安心です。
極寒のタイムズスクエアのメインストリートで15時間の待ち時間は過酷でしたが、一生ものの思い出になること間違いなしなので、頑張って耐え抜いて行きましょう!
タイムズスクエアのカウントダウンのイベント
タイムズスクエアでのカウントダウンはイベントが盛りだくさん。待ち時間を耐え、楽しむためにもこのイベントは欠かせないものです。
ボールドロップ
1907年から続く伝統あるイベントがこのボールドロップです。カウントダウンのメインイベントと言われており、 ボールドロップを見るために訪れる人も多いのではないでしょうか。
1907年から続く伝統的なこのイベントは、花火ではなく何かヒットする企画がないかと考えられたことから始まりました。日本でいうくす玉のようなもので、装飾されきらきらと輝くボールが、18時から徐々に高さをあげていきます。
23時59分になると6メートルほど下まで落ち、0時ぴったりになると中から大量の紙ふぶきが降ってくるのです。高層ビル群から降ってくる紙ふぶきはとても幻想的かつ息を呑むほどの美しさで、まさに圧巻です。
豪華ライブ
タイムズスクエアでのカウントダウンと言えば、毎年豪華な有名人がライブを行うことでも有名です。
極寒の中、何十時間にも及ぶ待ち時間に心がめげそうになったとき、音楽の力は偉大だと思わせてくれるほど、このライブは心の支えになります。 毎年その年に話題になった歌手がきてくれるので盛り上がること間違いなしです。
タイムズスクエア内にはいくつかの特設ステージが設置されますが、もし入れた場所がライブ会場から遠くても、そこらじゅうに大きなモニターがあるので、どこからでも映像が見えるようになっています。
せっかくのライブを直でみたい方は設置ステージの近くでの場所取りをおすすめします。
ライブは15時から始まります。有名な歌手が出演するのはたいてい遅い時間(22時を過ぎたあたり)になってからですが、本番のためのリハーサルもするので常に現場は盛り上がりを見せます。
その場にいるほとんどの方が立ち上がって曲に体を揺らし、会場の一体感もどんどん上がるので高揚感も増していきます。
カウントダウン
「カウントダウンに来ているんだから当たり前だろう?」と思った方が多いかと思いますが、ここでは0時になる前のカウントダウンをご紹介させていただきます。年越しカウントダウンの始まる6時間前から、1時間おきにこのカウントダウンが始まります。
カウントダウンの度にその場にいる全員が盛り上がり、一体感が増してくるのがわかります。残りあと1時間のカウントダウンの際は、ようやくこの待ち時間から解放される!と会場にいる全員が心から喜びの声をあげます。
タイムズスクエアのカウントダウンのオリジナルグッズ
毎年オリジナルのカウントダウングッズが無料で配布されます。2018年の年越しの際は「帽子」「風船」「マフラー」の3つが配られました。数に限りがあるとは言え、その場にいる全員がもらえるくらいには用意されているようでしたのでご安心下さい。
形に残るとても良い記念になるので、ぜひ手に入れて持ち帰りましょう。
タイムズスクエアのカウントダウンを乗り切るためのアイテム
ニューヨークのこの時期の平均気温は約1℃〜マイナスです。わたしの参加した2018年の年越しの際は約マイナス3℃でした。
体感気温はマイナス20℃を超えると言われており、持ち込んだペットボトルの水が氷になって飲めなくなるほどです。街中が巨大な冷蔵庫と化します。
そんな状況下で10時間以上もカウントダウンを待つのは忍耐力と精神力が最も必要な物になりますが、一度対戦したからこそ必要だと思った物、事をご紹介していきます。
ホッカイロ
これは基本中の基本ですね。必ず持っていく事をおすすめします。しかしながら、この極寒の中でホッカイロを使っても、感覚が麻痺をし過ぎて本当は熱いくらいのはずのホッカイロですら、触っても何も感じないくらいになります。
なのでこちらは、「暖かさを感じるため」ではなく、「凍傷対策」に欠かせない物となります。
どんなに感覚がなくても、物理的につま先や手先を温めているだけで凍傷防止になります。カウントダウン後に余計なリスクを背負わないためにも必需品です。
オムツ
タイムズスクエア内の会場は、どんな理由であっても途中退出をすると再入場することが許されません。極寒の中15時間近くは尿意を我慢しなくてはならないのです。
そこでオムツを常備して行くのはとても大事。実際できるかできないかは別として、オムツをしているからいざとなっても大丈夫という心の安心感から余裕も生まれます。会場に入場する前にオムツはつけておきましょう。
ちなみに、日本製のものはやはりクオリティが高く安心です。海外で買ったものを使用する場合は、2枚重ねて付けておいたほうが安心ですよ。
大きめのブランケット、バスタオル
実際、ブランケットやバスタオルで温かさを感じることはありません。これが必要になるのはいざ尿意を感じた時です。
いくら何でも使用してしまったオムツを何時間もつけっぱなしにしておくのは辛いですよね。そんな時に大きめのブランケットやタオルを腰に巻いておむつを交換できると気持ちが晴れます。
想像したらとても恥ずかしくてできないかと思いますが、過酷すぎる状況にいるとそんなことがどうでも良くなります。
もしくはオムツを付けていたのに失敗してしまった、なんてときにも腰に巻いておけますし……ぜひ大きめのブランケットを1枚は待っていきましょう。
ズボンの着替え
これはごく稀かと思いますが、さきほども記述しましたように、オムツを履いていても失敗してお漏らしをしてしまっている人を見かけました。
そのままにしておくとマイナスの気温により凍ってしまいますし、やっぱり気分も落ちるか思うので……。念のために着替えは持っていることをお勧めします。着替えが恥ずかしい場合はやはりブランケットですね。
靴下の予備
どんなに靴下を重ね履きしていても意味がないほど、寒さで固まってしまうのが足の指先です。
靴下自体が氷のような冷たさになるので、予備の靴下をポケットに入れて温めておき、履き替えるだけでも暖かさが変わります。
防寒グッズと呼ばれるものは、10時間以上に及ぶ極寒の中では基本的に意味がなくなってしまうのですが、どうしたら少しでも快適に過ごせるかがポイントですね。
タイムズスクエアのカウントダウンは参加は無料
タイムズスクエアの参加にチケットはなく、会場に行くだけで誰でも無料で参加することができます。会場とされるいくつかの道は先着順になっており、満員になると締め切られるのでどのタイミングで訪れるかが肝心なところとなってきます。
何時までに会場にいるべき?
ベストスポットと言われている、ボールドロップが行われるビルが見える場所を取るには、毎年最低でも13時頃までにタイムズスクエアに居る必要があるようです。
その時間にはすでに人で溢れているかとおもいますが、15時を過ぎた辺りからは
- 42th〜47thストリート
- 7thアベニュー&ブロードウェイ
この2つのエリアは完全に入場ができなくなると言われています。
会場と呼ばれる待機場所は、警察官が一般道と待機場所をテープで区切ります。そしてこの待機場所は、一度入ったら出ることができないというところが難関ポイントです。
先ほどもお伝えしたように、例えトイレに行きたくなっても、屋内で温まりたいと願っても、再入場ができないので、一度足を踏み入れたらあとはカウントダウンの時間までじっと耐え抜くしかありません。
大抵の人が集まるのはお昼前である11時から、入場制限のかかるギリギリ15時です。私のようにそれより早く待機する方ももちろん大勢います。平均として12時間~15時間ほど待つという方が多いので、かなりの忍耐力が試されます。
まとめ
タイムズスクエアでの年越しカウントダウン。想像よりもはるかに忍耐力、精神力、根性が必要なイベントです。しかし、この待ち時間を乗り越えると、人生で感じたことのない達成感と感動を味わうことができるのも事実です。
一年の始まりに、美しい光景と、見ず知らずの人たちと感動を共有できる場所です。また、この過酷な時間を乗り越えた自信から、新しい一年は何があっても乗り越えられる!という強い気持ちすら生まれてくるのです。
ぜひみなさんも対策をしっかりして、この過酷なイベントに参加してみてはいかがでしょうか。必ずこれから先の人生において「いい経験だった」と思える何かを感じることができるはずです。