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ニューヨークの英国伝統のフィッシュ・アンド・チップス専門店「A salt and battery」

A salt and battery

古い建物やおしゃれなレストランが立ち並ぶ、ニューヨークのダウンタウンにあるグリニッチ・アベニュー。歩くだけでニューヨーカー気分になれる、そんな通りです。

そこで1999年から変わらず地元の人に愛され続けているお店が「A salt and battery」。イギリス伝統のボリューム満点なフィッシュ・アンド・チップスが食べられるこのお店についてご紹介します。

フィッシュアンドチップス概要

フィッシュアンドチップス

フィッシュ・アンド・チップスとは

フィッシュ・アンド・チップスとは、白身魚に衣をつけてサクサクに揚げた魚のフライとフレンチポテトがセットになった料理のことです。

白身魚にはタラの一種であるハドックやコッド、カレイの仲間のプレイスと呼ばれる魚が多く使われています。一緒に付いてくるフレンチポテトはずっしりとした太めのサイズのものが主流です。

フィッシュ・アンド・チップスの歴史

フィッシュ・アンド・チップスの歴史はイギリスに産業革命が起きていた1860年代に遡ります。

産業革命によって技術が発達し蒸気船が登場すると、魚の漁獲量が大幅に上昇。安価で魚を仕入れることが可能になり、多くのレストランでフィッシュ・アンド・チップスが販売されるようになります。

安価で腹持ちの良い食事を必要としていた労働者の中で、手軽に手に入るファストフードとして多く食べられるようになりました。これが世界中へと広まっていったそうです。

1999年にオープンした「A salt and battery」とは

A salt and battery

イギリス人オーナー、マット・アーンフィルドさんがイギリス文化が残るグリニッチ・アベニューにお店をオープンしたのは1999年のこと。

故郷のお父さんの営むレストランで、9歳の頃からフィッシュ・アンド・チップスを作る手伝いをしていたといいます。彼はニューヨークにも本場イギリスの名物料理の味を広めようと、お店を開いたそうです。

伝統的な揚げ鍋を使い、お父さんから受け継いだレシピが守られています。こちらに住むイギリス人も「ニューヨークで唯一伝統のフィッシュ・アンド・チップスが食べられるお店」と絶賛するほどのおいしさです。

A salt and batteryのm、メニュー

6種類の魚から選んでオーダーする

メニュー

魚の種類はコッド、ハドック、ホワイティング(タラの一種)、ソール(ヒラメの一種)、エビ、ホタテの6種類から選べます。おすすめはフィッシュ・アンド・チップス定番のコッドですが、全て新鮮な魚を使用しているのでどれを選んでもおいしいです。

サイズはレギュラーとラージがありますが、揚げ物なのでレギュラーでも十分おなかがいっぱいになります。私はレギュラーサイズでも食べきれなかったので、女性ならレギュラーを2人でシェアするのがちょうどいいかもしれません。

ボリューム満点なフィッシュ・アンド・チップス

フィッシュ・アンド・チップス

ここのフィッシュ・アンド・チップスの特徴は、なんと言っても衣がとってもサクサクなのに中の白身魚はホクホクでとってもやわらかいところです。衣は他店に比べると薄めにつけられているので、油っぽすぎず魚の甘みもしっかり味わえます。

ケチャップ

各テーブル、カウンターには赤と白のディスペンサーと塩のボトルが置かれています。赤い容器にはケチャップ、白い容器にはモルトビネガーが入っています。

フィッシュ・アンド・チップスを頼むと必ずタルタルソースもついてきますが、イギリス流は塩とモルトビネガーをどばどばかけて食べます。本場の味を楽しむなら、ぜひモルトビネガーに挑戦してみましょう。

サンドイッチもおすすめ

サンドイッチ

あまりフィッシュ・アンド・チップスが好きではないという人には、魚のフライをはさんだサンドイッチもおすすめです。個人的には、手軽に食べられるサンドイッチの方が好みです。半分でカットされているので、友達とシェアしやすいのもうれしいですね。

ドリンク

ちなみに飲み物はコーラやスプライトなどのソフトドリンクがあります。他にイングランドビールのボディングトン・ビール(boddingtons beer)やベルギービールのステラ(Stella)も置いています。

天気がいい日は近くの公園で食べよう

カウンター

店内は壁側と窓側にカウンターが2カ所と中央にテーブルが2つ置かれてるのみで、とてもこぢんまりとした雰囲気になっています。小さなスペースなので、混雑すると人と揚げ物の熱気が店にこもってしまうこともあります。

なので天気が良い日は持ち帰りにして、近くの小さな公園「ジャクソン・スクエア」で食べるのもおすすめです。

公園

ジャクソン・スクエアはA salt and batteryを出て右に行くと、左側に見えてきます。小さな公園ですが中央に噴水がありとても静かできれいなので、街歩きに疲れたとき一休みするのにもちょうどいい場所です。

店舗情報

A salt and battery
  • 名称:A salt and battery(ア・ソルト・アンド・バタリー)
  • 住所:112 Greenwich Ave, New York, NY 10011
  • 電話番号:(212) 691-2713
  • 営業時間:月曜日~土曜日/11:30~22:30 日曜日/11:30~22:00
  • アクセス:メトロのグレーのLラインまたは青のA、C、Eラインで14 Street駅下車。徒歩2分
  • WEBサイト:https://www.asaltandbattery.com/

まとめ~ニューヨークで安くておいしいがかなうお店~

ニューヨークのレストランやナイトライフを紹介しているウェブサイト「Eater」でも、安くておいしいデートスポットとして紹介されているA salt and battery。

わざわざ高いレストランやバーへ行かなくても、ここで軽くお酒とフィッシュ・アンド・チップスはいかがでしょう。

そのあとで徒歩圏内にあるジャズクラブやおしゃれなブティック、本屋さんをまわってみるのもいいかもしれません。

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ニューヨーク生活・就職HACK編集部
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